那須町長 高久勝 挨拶 h28/2/26

皆様あらためまして今晩は。それでは一言ご挨拶を申し上げさせて頂きます。本日は先生方には本当にお忙しい中、平成28年度の那須町保健予防事業等計画打合わせ会ということで御案内させて頂きましたところ、夜分にもかかわらずお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
又、日頃から皆様方には、那須町の医療、保健、そういった行政に徹しまして格段の御理解と御協力を頂いております。この場をお借りいたしまして御礼を申し上げたいと思っております。

私からいうこともないことですけれども、今、日本は急速に人口減少、少子高齢化が進んでいるということになっておりまして、このどちらも、少子化もですね高齢化これもどちらも大きな社会問題になっていると思っております。特に少子化。これがですね、進んでいるといことで、那須町でも毎年こう人口が減っているというようなことに繋がっているところであります。
かつて日本はですね、1年間に270万人も子供が生まれた時代があったのですけれど、今は100万人足らずしか生まれない、ということになっておりまして、かつての1/4以下に下がってしまうということです。那須町もですね、ま、先生方ご存知だと思いますけれど、一年間に生まれる子供の数、150人を切ってしまいました。140人から130人位、というようなことになりまして、こんなことがずっと続いたものですから、いま小中学校の統廃合、そんなことまでされているのかなと思っております。ま、こういったことで、子供達は本当に大事に、一人一人が大事なものですから大切に育てなければならないというふうに思っているのですが、残念ながらこのところ新聞などテレビなどを見ておりますと、子供の虐待とか、特に親のストレス、これで勝手に子供たちを死に至らしめてしまうと、いうような残念な報道がされているといようなことで、大変心を痛めているところであります。

那須町もですね、残念ながらそういった傾向が少しずつ現れて、まあこれは親がですね、親としての自覚が足りないというようなこともあるんだろうというふうに思いますけれど、それ以上にですね、まあの、社会的に環境に親がなれないでですね、離職や離婚そんなことを繰り返して、まあの、貧困になっていく。こういったときになってくると、ききと子供たちにストレスをぶつけてしまう、そんなことになってくるのかなと思っておりまして、ああ那須町でもこういった子供達を大切にする、そういったことも先生方にお力をお借りしてやっていかなければならないと思っております。

又一方で高齢化でございますけれども、今ですね、甚だ高齢化が進んでおります。那須町の高齢率はですね34%を超えまして、65歳以上の方が9千人に近づこうというようになってまいりました。人口が2万6千人ですから、当然34%を超えるというようなことで、9千人に達したというようなことでございます。

あの、この高齢化を支える一つの事業として介護保険というのがございますけれども、介護保険がですね平成6年の時に、ああ、平成12年の時に始まりました。その時は介護保険事業といのは6億円規模の特別会計ということでやっておりまして、まあの?と言いますか、これも5億円、要介護認定率も7.2%程度だったのですね。これもだんだん伸びてきまして、今、要介護認定率は15.6%、だいたい倍くらいなんですけれど、今、介護保険の事業が20億を超えました。で、今年28年度はですね、24億4千万。ということで、これをなんとかしければならないということで地域包括ケアシステムこういったことを、これからやっていこうと思っておりまして、いま担当課では鋭意検討中ということで、29年4月から、こんなことをですね先生方の力を借りていきたいというふうに思っておりますので、どうぞ最後まで宜しくお願いしたいというふうに思っています。
そればかりもですね、在宅?医療というようなことで、これもこれからの課題だと思っていますけれど、こういった、?に対しましては、県北の2市1町に関しましては郡市医師会の皆様方のお力をお借りして、これから進めていくということになりますので、そのこともお願いしたいというふうに思っております。那須町もですね、本当に住みよい豊かな町、こういったものを目指していろいろ制度を充実させていきたいというふうに思っておりますので、どうぞ先生方に於かれましては、これからの那須町の保健医療、こういったことに対しまして忌憚のないご意見を頂戴できますようお願い申し上げまして、少し長くなりましたが挨拶とさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。